何だかしりあすもーど

………(じっと何かを堪えるように部屋の隅を睨みつけている)

【背後】
はろはろーん。




……あほ背後。なに？


 

【背後】
んー？まぁ、ちまっと用が在ってね。




…？

【背後】
どうしたんかいの？泣きそーな顔しちゃってまぁ。




…っ！

【背後】
いやーん図星？




お前に…関係無い…っ！！

【背後】
関係あるですわよー。
だって背後だもん。




だからって何…？関係無い。
知ったような口を訊くな…イラつく…死にたいの？

【背後】
何やかんや言って殺すの嫌いなくせに。
良いから聞きなって言ってんじゃんか。
今の状況分かってんの？




………私が、悪いってコトくらい、分かってる…。

【背後】
…『何でか』分かってる？




………………。

【背後】
やっぱ分かってにぁんだよなー…。
そういう辺り、私のせいだけどねぇ…鈍いんだよにゃー。




…うるさい(むす)

【背後】
でまぁ、昨日保護者会議的な何かが在った訳ですなぁ…。




…？ほごしゃかいぎ…？

【背後】
まぁ細かいコトは気にしなーい、と♪
…んでまぁ…やっぱり色々悉く、酷い此方側の勘違い多々？




……それは、背後のせいではないの…？

【背後】
はいはい落ち着いてー。
とりあえずその薙刀を下げようかー。




………(渋々薙刀下ろし)

【背後】
はい、あんがとさーん。
…んでまぁ、ほんとはこんな風に出てくる気なかったんだけどさー、一応、助言的な何かに？




……背後の分際で偉そうなコトを。

【背後】
ちょｗｗｗｗ分際てｗｗｗｗ
あのねー、一応キミらのコトは把握してるつもりよー？
まぁ結構「あれ？こんなコト喋らすつもりなかったのにー」ってコト結構あるけどさ(ぉぃ)




………私からのお前への信用に、物凄く不安が出来つつある実感はある？

【背後】
薄々？




ならもうすこしまじめにやれ…。

【背後】
はいはいー。
んでまぁ…キミは今傷付いてうじうじしてる訳だ。




…誰がいつ、傷付いたって？

【背後】
認めないの？まぁいいけどさ。でも結局は事実でしょ？




………。

【背後】
沈黙は肯定と受け取るよ。
…でも、本当に傷付いたのは誰だと思う？




………それは…。

【背後】
あの時、キミはちゃんと彼の話を聞いた？




……聞いた。

【背後】
嘘。
私の体調が悪くて朦朧としてたのも在るんだろうけどさ、明らかにぼんやりしてたよね。




…………。

【背後】
…色々あって、二人と縁切った形になったのも…あのヒトが……いなくなるってわかって、動揺してたのも分かるよ？
でもさ、あの時キミの目の前に居たのは、キミが唯一、何を置いても優先すると決めたヒトでしょ？




………そう。一番、大切、な……ヒト……。

【背後】
キミはまた嘘をついた。
貴方が一番大切だと何度も言ったのに、彼が頼ろうとした時に、キミはどうしてた？
あんな腑抜けた状態のキミに、頼れる？キミなら頼れる？




…たよ、れない…。頼り、たくても…相手が、心配になって、頼れない…。

【背後】
でしょ？あとさ、キミ、言葉が足りなさすぎ。
伝えたいコトも、それじゃままならない。
『意味の無い』って、あれ結構傷付くじぇ？(苦笑)




…でも、あのコトバは…全部、ミカエルが吐き出した後に、言いたかった。
…伝え、られなかったけど。

【背後】
ん、あれは伝えたかったんだよねぇ…だけどまぁ、それはとりあえず、罅割れを元に戻してから。
今伝えようとしても伝わらないかもしれないし、どちらかの罅が広がって、壊れるだけかもしれない。




……。

【背後】
それと、親友…梓さんの方が大切なんだろう、って辺り。
キミは肯定したけど、それは『あの騒動の時』って意味でしょ？
それはひっこ抜いてそのままサラっと言っちゃうから相手には違って伝わるの。




…………。

【背後】
言葉は使い様によって凶器になって傷付けるって、痛いほど知ってるよね？
キミは傷付けたコトも、傷付けられたコトもある。
その傷の痛みも知ってるよね？




…………それは…。

【背後】
あの後彼から手紙来たでしょ？
あれ、どう解釈した？
ただ単にショック受けてただけじゃないの？




だって……『珠玖伽』って、呼ばれた…違う、のに…。

【背後】
先に『拓斗』って呼ぶ、なんて言ったのは何処の誰？
あれ、相当に傷付けてると思わなかったの？




…でも、ミカエルは…。

【背後】
…何度ちゃんと好かれてるって、愛してるって示して貰った？
それなのに分かんない？
キミだけ、信頼するって彼は言ったのに、その信頼を足蹴にして、キミは突き放したようなモノなんだよ？




うるさい…お前なんかに何が分かる…っ。
みんなみんな、私のコト何も知らないくせに、好き勝手に…っ。
私が何を思ってるかも知らないくせに…っ。

【背後】
泣き叫んで喚いて、それで何になる？
それに知らないんじゃない、知ろうとしなかったから知らせなかった、でしょ？
今まで起こった沢山の事象、それでキミが傷付いたのは事実。
傷を隠して、強がって、笑ったのも事実。
それに今まで、本当に気付いてくれたヒトがいなかったのも、事実。
でも、本当にいなかった？
あの手紙は何の為に来たと思う？




……………。

【背後】
キミのコト、誰よりも分かってくれてたよ？
キミがこれ以上傷付かないように、ああやって、言ってくれたんだよ？




…そんなの、分かんない…私は…だって…。

【背後】
子供みたいに言わない…。
キミは変な所に聡いくせに、大切なコトについてはひどく鈍いよね。
それはまぁ…私のせいでもあるんだけど…。




…………。

【背後】
ちゃんと、もう一度、思い出してみ？
あの時、彼と話したコト。
キミが付けた傷痕。見えない？大切なヒトなのに。




………私、が…付けた……。

【背後】
そして…。
……『案外言いたいことをストレートに言える奴っていないんだよな…』？




……それ…。

【背後】
…それって、誰のコトだろうね？
『キミにも』当て嵌まるんだろうけど、本当は誰のコトだろ？




…………。

【背後】
ちゃんと、キミのコトを想ってくれてるよ。
だから、もうこれ以上、大切なモノがてのひらから零れ落ちて、キミが泣かないように。




………莫迦みたい。私のせいで傷付いたのに、そこまでする意味が分からない…。

【背後】
こらこら…酷いなぁ…。
どこかの誰かも言ってたでしょ？
惚れた女には男は馬鹿だーって。




…唐変木…。私に、そんな価値ない…。

【背後】
…またそういうコト言う…。
キミが必要だと言ってくれるのは、キミに何かが在るから。
価値の無いモノなんて無いんだよ？
キミが在るから壊れたモノも在れば、キミが在るから為されたコトだって、きっと在る。
またおんなじようなコト言ったらまた怒られましてよー？




………。
私に、何か、在る？価値なんて…在るの？

【背後】
何回も何回も、言われたでしょーよ。
その辺は自分で考えてみそー。
しゅーちゃんが何をすべきか、何をしたいのか。
一番大切なモノ、大好きで、愛してる、それは何？
あの時、一人で泣いてて、でも誰にも気づいて貰えなくて、その時の救いは？
キミが安心できたのは？




……あたたかい、手。
ぎゅってして、傍に居てくれた、言わなくても、全部、分かってくれて、行動してくれる…。
握った手の温かさが、おひさまみたいに、あたたかくて、好きになった…。
安心を…傍であたたかさをくれるヒト…一番…大切なヒト…。
…後悔、したくない…。

【背後】
後悔しないようにー。
その為に送ってくれた手紙なんだからにゃー。
あとそれなりには落ち着いてから行動するコトー。
てか私としても自分でちゃんと分かってるのかよく分かってません(ぉぃ)
まだ回復しきってないんだZE☆




………分かった…ちゃんと、考える、たくさんたくさん、考える…。
そしてあんまり無理するな馬鹿…。

【背後】
いやんツンデレ頂きましたー☆
とまぁ、そんなこんなで背後の役目は終了ー。
役に立った…って言うか、正解なら良いんだけどねー。




…背後だから、正解じゃなくても文句は言わない。

【背後】
ぅおい…酷いな…。




…でも……ありがと(ぼそり)

【背後】
(…素直何だか違うんだか分からんなぁ…この祝伽…)
…まぁ、キミに幸あれ。
……つか、これ以上精神負担かけないでくれたまへ。




……善処する。

【背後】
努力はするけど、かー…素直な意見とはときにヒトを傷付ける刃となって…。




…私が…。

【背後】
Σあーーーっっ！！ごめん、ごめんって！！
あ、そ、そうだ！久しぶりに唄やら何やら聞きたいなーなんてっ！！




唄…？

【背後】
歌ってぷりーず。
今キミに合うのは何かなぁー…。









＊＊＊＊＊

グダグダ乙…。

…私としても理解しきれているか分からないのでこういった形ですけど…。

正解なら良いんですが…私も結構人の気持ちを察せない方なので…(ぁ)

間違っていたらごめんなさい…。

というか書いた内容がいまいち思い出せん…あとで見直そう(←情けない)